コロナ後のビジネスはどんな感じでしょうか？

アフターコロナ…完全には収束したとは言えないものの、経済状況は戻りつつありますが、今回のコロナ禍は中小企業の経営者にどんな変化をもたらしたのか…

いつの時も中小企業経営者の悩みは尽きないものですが、今、どんな悩みを抱えているのか、そしてその悩みをどう解決し経営していけばよいのかを考えてみたいと思います。

コロナ禍によって、売上や利益に影響を受けたかもしれません。回復のためには、どのような対応をしたらよいのか…

マーケットの変化を理解し、需要の変化に対応する。
業種によっては、コロナ後の市場は以前と異なったものとなり、顧客のニーズにも変化が生じているので、変化した顧客ニーズを把握し、製品やサービスを適切に調整することが求められます。
ビジネスのデジタル化。
オンラインでの販売やサービス提供、デジタルマーケティングの強化など、デジタル化に取り組む企業も多くなっています。そのことで新たな顧客層に獲得している企業もあります。

市場や顧客の変化に対応するために、ビジネスモデルの変更した企業もあります。

コロナ禍によってデジタル化が急速に進展し、それまでアナログだったビジネスプロセスを顧客ニーズに合わせ変えていく必要があるかもしれません。

デジタルトランスフォーメーションの推進をする。
デジタル化に適応するために、経営者はデジタルトランスフォーメーションを推進し、社内のデジタルツールの導入や業務プロセスの見直しを進める必要があります。
顧客の体験価値を向上させる。
デジタル技術を活用して顧客との接点を増やし、顧客の体験価値を向上させることで他社との違いをつくり優位性を確保していきます。

活躍してくれる人材の確保と育成は成長と競争力を持続させるためには不可欠です。

当事者意識が高い人材育成。
従業員の現場スキル・専門知識・技術力もさることながら、当事者意識の高い人材、リーダーシップ、フォロワーシップのある人材の育成に力を入れることで、企業の競争力を高めます。
従業員のエンゲージメントの向上。
従業員のモチベーションを高めるために、フィードバックの文化を醸成したり、従業員の働きやすい環境を整備します。

従業員の健康と安全を確保しつつ、生産性を維持することは中小企業にとって死活問題です。

社員との関係性の質をよくする。
関係性の質をよくするためには、コミュニケーションをよく取ることが大切です。単に話をするだけでなく、聴くことを重視することで、従業員のコンディションを把握することができます。
リモートワークの適切な導入
リモートワークの継続やハイブリッドワークの導入により、従業員の柔軟性を高めながら生産性を確保します。

コロナ後の経済状況は不安定な可能性があるため、資金繰りの安定が重要です。

一難去ってまた一難…と事業継続計画やリスクマネジメントの重要性が一層高まっています。

と、ざっと中小企業経営者の悩みとその解決策となる考えを挙げてみましたが、「そんな事わかってるよ！」と言うものばかりだと思います。

他方、わかっているが、実際にどうやっていけばよいのか…
現実的に実行するとなると難しいものがあります。

独り悩む中小企業の経営者同志が集まり、知恵を出し合うのが今回立ち上げて「CEO-talks」です。

月一回、テーマを決めて、そのテーマの事に対し、経営の現場で、どう考え取り組んでいけばよいのか、また既に取り組んでいる経営者がいればその方から状況を共有いただき、参加者の知恵となるような会にしたいと考えています。

９月のテーマは「コロナ後のビジネスどうなりました？」です。
新型コロナウイルスの影響で、多くのビジネスは急激に変化しました。
その中で、どのような新しいビジネスモデルが生まれてきたか、また、自社はどのようにこれに対応してきたかについての経験談を交換したいと思います。