ビジネスで優先されるもの

ビジネスにおいて、何を大切にするのか？

この問いは概念的ではありますが、重要なテーマです。

しかしんがら、その大切にするものが明確にあって、

それだけで成立し、持続的成長ができればよいのですが、

事はそれほど簡単なものではありません。

現実、かつて、ビジョナリーカンパニーにある、

『誰をバスに乗せるのか？』の教えに沿って、

起業しましたが、あえなく撃沈。

これはこれでよい経験ではありましたが、

やはり、それだけではダメなんだとも痛感した次第です。

ビジネスなんだから、儲からなきゃ意味ないよと、

「儲ける（儲かるでもいいですが）」を大事にするとして、

儲かるためには、ビジネスモデル、時流に乗る、マーケティング力、メソッド、テクノロジー…

いろいろと儲かるための要因・要素がありますが、

結局は、儲かったかどうかだ、と。

これ、確かにとても重要であること間違いありません！

実際に、成果が出ているということは、お客様からの支持があるということですから。

しかし、持続となるとどうなのでしょうね。

【栄枯盛衰】自然の理があるとして、

儲けるためだけにやっているとしたら、これはこれで成立し続けるのか？

残念ながら、私の経験ではそこまで確かめるところまで至っていません。

おそらく一生確かめられることはないでしょう。

でも、儲ける（儲かる）ことは大事です。

かつて大好きだった人に教わったことを思い出します。

儲の字は、信者（しんじゃ）と書く（本来のつくりは、にんべんに諸のようですが）

人を信じて、人から信じられてこそ儲けなのだよ。

これ、ずっと心の中にあって、

人を信じていれば、人から信じられるのだろうか。

どうあったら人から信じられるのだろうか。

私の中に、人から信じられるには、行為もさることながら、

自分の心（姿勢・スタンス）にあるのではないだろうか、と。

しかし、今を持ってしても、明快・明確な答えを持つことはできていません。

でも、こうありたいな、と思っていることはあります。

それは、「ずっとし続けたいと思うものなのか」

何が、何をもって、成功なのでしょうね。

人様からの評価によって、それが決まるものなのでしょうか、と感じながら。

ところで、独り悩む中小企業の経営者同志が集まり、知恵を出し合う「CEO-talks」ですが、

月一回、テーマを決めて、そのテーマの事に対し、経営の現場で、どう考え取り組んでいけばよいのか、また既に取り組んでいる経営者がいればその方から状況を共有いただき、参加者の知恵となるような会です。

８月のテーマは「これからの時流を考える」です。

ご関心のある方はぜひ参加下さい。

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